高市首相が衆議院を解散し、1年半振りの衆院総選挙が決まりました。なぜこの時期に、という批判は分かるのですが、解散を党利党略のためだとか、議員の権利がとかアレコレ言い出すのはさすがに無理がないですかね。
なにせ、戦後の総選挙で任期満了によるのは三木内閣時代のただ一回きりです。前の選挙から4年弱経って事実上の任期満了だったのも、2009年の麻生内閣のときと、2021年の岸田内閣のときに限られます。
小沢一郎氏が色々言っていますが、彼自身が幹事長として辣腕を揮っていた海部内閣での総選挙も今回と同じタイミングだったのですけれどね。まあ、お年を召されてだいぶ記憶が遠のいているのかも知れません。
さて、そんなこんなで選挙が近づいてくるわけですが、このネット社会では政治や選挙に影響を与えそうな情報が溢れています。日本では法整備も遅れているのと、そもそも外国企業のソーシャルメディアでは制限のしようがない部分もあり、玉石混交、真偽不明な書き込み、投稿、画像や動画が飛び交っています。正確には、玉石石石石石石石石石混交、真偽偽偽偽偽偽偽偽偽不明といった方が適切でしょうか。
一応、自分なりの情報制御として、選挙期間中は
・SNS(XやFacebook)は見ない
・ショート動画は見ない
ということは心がけています。あれらは目に入ったが最後、時間泥棒の上に、知らぬ間に特定の政治的偏向を植え付けかねません。だったら選挙期間中でなくてもアカンのですが、オールタイムで見ないというのもそれはそれでつまらないので、直接的に投票行動に影響しそうなタイミングに自粛しています。
こう書くと、オールドメディア万歳、ネットメディア否定派のように思われるかも知れませんが、オールドメディアも駄目なものは駄目ですよね。今回の選挙に当たっても、某在阪キー局の大やらかし偏向報道がありましたけれど、アカンもんはアカンのです。それは、媒体や外側よりも内容で判断すべきですが、それを受容し続けている人にとっては判断がつかなくなります。
だからこそ、投票する先を決めるに当たっては、出来得る限り一次情報に絞って取得するべきでしょうね。
ここでいう一次情報とは、政党・政治家自身のHPや広報誌、演説、党首討論、政見放送といった、テレビ・新聞・ネットや評論家・インフルエンサーなどを経由しない情報です。
そして、二次情報とは、テレビニュース、新聞の記事などマスメディアや、マスメディアではないネット情報(例えば、一般人が録画して公開している政治家の演説とか)です。
街頭演説はその時の周囲の状況、党首討論はその媒体での編集によっては受け取るイメージが変わりかねないので注意が必要ですね。演説をテレビやネットで編集された形で見ても、それは二次情報でしかありません。編集した人の意図が意思が混入しているからです。
さらに三次情報はそういった二次情報を元にして加工したり独自の見解を加えたもの、まとめたものなどが当たります。もうこの辺になってくると、はっきりと政治的主張や偏りが出てきます。むしろ主張を行うために三次情報を世に送り出しているのですから当然です。
少なくとも三次情報を元に投票行動を決めるのは個人的には危険かなと思います。誰か別の人の判断にそのまま乗っかっているようなものですから。まあそれでも良いと思う人も多いかも知れませんが。
二次情報にしても、一種類の情報だけで決めてしまうと、結局それはそのメディアの意向をそのまま借用するようなものですので、せめて二次情報でも複数のものを元にした方が良いでしょうね。
もっと言えば、一次情報だってそっくりそのまま信用出来るわけではありません。政治家自身が言っていること、政党の公約を真に受ける人はいないでしょうけれど、信仰のような形で信じてしまっているのは、判断していないのと同じです。
しかしながら、一次情報の中身の責任はその情報の発信元です。だからこそその情報が間違っていた場合は、発信元が間違えたことが確定します。
二次情報、三次情報に関しては、その情報の真偽は、大本の発信者に加えて途中の媒体にも責任がかかってきます。具体的に言えば、中身を捻じ曲げて伝えたり、虚偽の情報を追加したりしているかも知れないが、それがどこで行われたかが分からないのです。
これらを常に意識して、自分が受け取る情報の取捨選択を完璧に出来れば良いのですが、なかなか難しいものです。それでも、意識しているのとしていないのとでは、やはり結果は違ってくるでしょうし、自分の投票行動を自分で納得できるようにするには、こうするしかないですね。


