平繁無忙の何でも書くブログ

  • パナスタへのルート上に歩道橋が欲しい

    少し前に京都サンガのホームである、亀岡のスタジアムに行ってきましたが、やはり駅前という立地は素晴らしいですね。亀岡までの嵯峨野線の混み具合は大変でしたが、それはクラブにはどうしようもないでしょう。駅から見えていて、改札から頑張ったら1分以内にスタジアム到着という立地は、ガンバサポとしては羨ましい限りです。

    なにせ、ガンバ大阪のホームズスタジアムである、パナソニックスタジアム吹田は、大阪モノレールの万博記念公園駅から徒歩15分以上かかる距離に存在します。直線距離だともっと短いのですが、ららぽーとEXPOCITYを突っ切ることが出来ないため、南回りか東回りで直角に曲がって遠回りする必要があります。

    推奨ルートである南回りは階段・坂道があるため大変ですが、スタジアムを目の前にしてグルッと駐車場を回らないと行けないのがさらに疲労感を増大させます。また、アウェイスタンド側に到着するのもあまりルートとしては良いとは思えません。

    個人的には駐車場から外周道路に出る場所(上記マップの水色の箇所)に、歩行者用の歩道橋か地下通路を作ってもらえると大変助かります。

    これにより、ガンバサポーターはホーム側のスタンド寄りの場所に到着しますし、アウェイチームのサポーターをさらに遠回りさせることになりますが、アウェイ側スタンド寄りの場所に誘導できます。

    帰路で一番混雑するのは、駐車場南側から西側に進む狭い歩道の箇所ですので、このボトルネックを回避することも出来ます。

    しかし、2箇所に手を加えないといけないので、むしろ、車椅子などの利用者向けであり、非推奨ルートとされている東回りルートの方が改善しやすいかも知れません。

    こちらでもEXPOCITY駐車場に出入りするための道路(上記マップの水色部分)をまたぐ形で歩道橋か地下通路が必要となりますが、こちらは1箇所で済みます。こちらはほぼ坂道がありません。

    ただ、こっちはこっちで野球場付近から従来の歩道橋に出る場所が獣道クラスの狭い通路になっているので、どうしてもそこがボトルネックになるのですよね。

    こんな妄想もしてしまいますが、新スタジアム使用から7年経っても出来ませんので、多分計画もありません。クラブとしては、各駅へのシャトルバス使ってねということなんでしょう。しかし、そのシャトルバスも結局外周道路が混雑するので大量に送り出せないし、大量に駐車させるスペースも無いので、結局大半の人がモノレールを利用しています。

    この点はもう少しなんとかしてもらいたいのですけれど、難しいですねえ。

  • 「風雲! たけし城」に見る優れたコンテンツと乗り遅れたグローバル化の波

    Amazon版「風雲! たけし城」が配信開始されました。アラフォー以上の中高年には非常に懐かしい番組ですが、番組の権利も世界中で売れて有名なフォーマットになっていたそうです。

    もはやバブル期の金のかけ方が出来ない日本のテレビ局を尻目に、Amazon Prime Videoが大金をかけて復活させた格好です。子どもの時はただ単に面白く見ていただけですけれど、大人になってお金のことが少しでも分かるようになると、とてもじゃないけれどこんな金の掛かる番組はもう無理だよなあと感じます。アメリカ横断ウルトラクイズなんかも同じですね。

    ただ、お金だけの問題だけではなくて、コンプライアンスというか、参加者の負傷のリスクもある気もします。昔やっていたときもそれなりに怪我する人がいたと思うんですけれど、大丈夫だったんでしょうか。

    ともかく、今のテレビ番組はかつてほどの資金力も影響力はないのは確かでしょう。全く影響力がないとは言いませんが、YouTubeやTikTokなど各種ネットサービスが多くの人々の大半の可処分時間を占拠している時代です。

    暇つぶしでテレビを見ていた時間が、暇つぶしでネットを見る時間になっただけとも言えます。今、テレビを見る場面というのは、本当にその番組を見たいときだけであり、見たい番組がないときになんとなくテレビを付ける、という習慣は個人的にはゼロになりました。その分、テレビ番組の視聴者層の見る真剣度合いは増しているはずですが、それもTVerで見る場合もあるので、一番不遇になっているのはテレビCMかも知れません。昔はこれまたお金の掛かったテレビCMがたくさんあって、流行を生むCMも多数あったのですが、もうそういうこともないでしょうね。

    もう、紙媒体(雑誌)発の流行も、テレビ発の流行も可能性はほぼ無いでしょう。ネットで流行しているものをオールドメディアが取り上げることはもちろんありますし、「ネットで流行っている!」といって大して流行っていないものをオールドメディアが取り上げてひんしゅくを買うことも増えました。

    Netflix、Amazon Prime Video、Apple TVといった、多額の制作費用をかけて番組を作り、それを世界中に配信して利益を上げる、というビジネスが日本にも迫ってきました。

    グローバル化の波に呑まれつつある日本メディアですけれど、日本の業界で最もグローバル化が遅れた業界ってマスメディアなんじゃないですかね。それこそ、たけし城のような優れたフォーマットがあって、それを世界に売っては来れたけれど、企業体をグローバル化として成長させる方向には使えなかったわけですし。

    そう考えると、日本の家電メーカーがiモード端末では日本を支配しても、スマートフォンで世界に敗北したのと似た構図なのかなとも思います。

  • 行動が主張を間違いにするテロと「不確かな時代」

    岸田首相の暗殺未遂事件、爆発物投擲事件の犯行動機が明らかになってきましたが、政治的主張が取り入れられなかったからといって、事件を起こすと、結局その主張を取り入れなかったことが正当化されてしまう、ということには思い至らないのでしょう。政治犯なんてみんなそういうものと言ってしまうと元も子もありませんけれど。

    昨年、こんなnoteを書きましたが、

    https://hrsgmb.com/n/na90cc4d8e0bb

    退けられ、不遇だからといって、それに対して暴発してとんでもないことをしでかしてしてしまえば、その不遇さが実は正しかったということになります。社会やその人が所属するコミュニティが、そんなとんでもないことを起こすような人を、その人が求めるポジションから退け、まともに処遇しなかったのは当然だ、という判断になるのです。

    被選挙権の年齢制限について不満がある、という主張そのものは問題があるわけではありません。選挙に関心があるだけでも無関心な層よりもマシと言う人だっているでしょう。

    しかし、それがテロとして発出してしまったらその主張に耳を傾ける人がいなくなります。

    この事件を巡り、ジョン・ロックがかつて唱えた革命権があるから、不当に抑圧されている人民にはテロに訴える権利もある、という人がいることには少し驚きました。

    社会を覆う閉塞感があることは認めますが、それが暗殺を正当化するほどのものかどうかは個々人で解釈が異なるのでしょう。私はそう思いませんが、岸田首相を暗殺するしか選挙制度改革は不可能だ、と思ったのであれば、どう考えても論理的に破綻しています。

    議院内閣制である以上は、衆院で多数を持つ自民党総裁としての権力が岸田首相にはあるといえばありますが、日本において総理大臣は全権を統べる独裁者ではなく、行政の長でしかありません。選挙制度に関する法律の改正については立法・国会の権限ですし、選挙制度の違憲性を問うなら司法・裁判所の問題です。

    だからと言って最高裁長官や国会議長を狙え、というわけでは決してありませんが、犯行声明もない以上、主張とテロに一貫性がないことの解明は裁判を待つしかありませんね。

    逆に、護る側としても、直接的な非難やテロの示唆をするような人が出てからテロの警戒をするという訳にもいきません。テロリスト側が主張と一貫した行動を取るとは限らないからです。無差別な犯行はもちろん、特定の対象者が、テロリストの主張の元凶ではないケースもある以上、結局全ての要人を警護するしかないわけです。

    あの事件の後から、国会や首相を狙うという趣旨の声明が出ていますが、今のところは単なる愉快犯止まりのようですけれど、愉快犯かどうかは終わってみないと分からないわけで、「不確かな時代」になってきたことは間違いありません。

    とはいえ、冷戦構造のように「確か」であるが核戦争の危機がある時代を懐かしんで過去に戻りたいと言う人もさすがにいないでしょう。その時代を教科書でしか学んでいない若者は知りませんが、冷戦時代の「相手方の情報がほぼ無い」時代というのは、それはそれで不安定なものです。

  • 2023年4月23日J1、J2、天皇杯予選ネット観戦

    ガンバ大阪の試合がホームでありますが、先週風邪を引いて病み上がりのため無念の自宅観戦です。そのガンバの試合の前にゆっくり他チームの試合を見ました。

    ちなみにこの土日はJ3の試合がありません。その代わりというかむしろこれが理由ですが、各都道府県の天皇杯予選決勝戦があり、J3チームが出ている県がいくつかあります。YouTube配信されているうち、福岡県決勝のギラヴァンツ北九州対福岡大学in博多の森球技場を選んで見ます。

    それとDAZNではJ1の新潟対鹿島、J2の金沢対磐田を見てみます。

    岩政監督の言動も相まって苦しみの深い鹿島ですが、今日はいきなり3分に鈴木優磨の先制点が決まります。メンバーも代えてきて、相当な気合いが入っているのは明らかです。

    金沢対磐田は山田のシュート時にファウルをしたということで磐田にPKが与えられ、山田が決めてこちらも11分にあっさり先制。

    鹿島はその後も連続シュートが連続ポスト直撃だったり、ここ数試合合った閉塞感がまるでありませんね。26分にも大きな展開から垣田がゴールで追加点。鹿島は生まれ変わった感があります。

    福岡県決勝は21分、北九州がFKから先制。と思いきや数分後に福岡大がエリア内で倒されてPK獲得!と思いきやエリア内での間接FKでした。これは決められず北九州の1点リードは続きます。

    磐田もATに入ったところで追加点。磐田は山田が1G1A、鹿島は鈴木が1G1Aとと仕事をすべき人がちゃんとしているとこうなりますね。

    そして福岡県決勝のギラヴァンツ北九州の勝利で天皇杯本戦への出場を決めました。結構紙一重だったようにも見えましたけれど、さすがにJ3の意地ですかね。

    Jリーグの方は、後半開始5分で金沢がCKからゴールで1-2と追いすがります。

    一方、鹿島は大黒柱の鈴木優磨が足を痛めて交代。鹿島の次節はガンバ戦なので、彼がいるかいないかで、チームのパフォーマンスがかなり変わるでしょうから気になります。

    金沢対磐田は後半はこの後特に波乱は起こらず1-2のまま磐田勝利で終了。

    新潟対鹿島も同じく0-2のまま綺麗にクローズして鹿島勝利。鹿島は吹っ切れた感があるのが、次節対戦のガンバにとっては嫌ですねえ。

  • 2023年4月23日J1リーグ第9節ガンバ大阪対横浜FC戦DAZN観戦の感想

    快勝した2試合の後、京都、FC東京相手にやりたいことを封じられての連敗を喫してしまったガンバ大阪ですが、今日は初手を封じられたときの次の手で勝てるかどうかを示すための大事な一戦となります。

    怪我から復帰した宇佐美が復帰後初先発ですが、正直この2試合は良いプレーをしたとは言えなかったのですが、ここで先発に入るということは監督の期待や評価も高いのでしょう。

    ラマダン明けで元気いっぱいのはずのジェバリにも注目です。

    開始からガンバがボールを持って回せる時間が続きます。12分にはダワンのシュートもGKキャッチ。

    そして13分、左サイドでつないで折り返しをジェバリがスルー、宇佐美がまるでパスのような正確なグラウンダーのシュートを決めてガンバが先制!。

    その後は横浜も攻める時間がありますが、ガンバにとっては2点目をいつ取るかが重要になってきます。

    27分にはアラーノのクロスにジェバリのヘッドは惜しくもセーブされます。

    しかし30分には横浜の小川に際どいシュートも打たれ、33分にはポスト直撃のシュートも打たれました。

    チャンスの多いガンバが早く2点目を取るべきなのですが、これは今年のガンバの課題でしょうね。取るべき時に点を取れない。

    西野ガンバのときもそういう場面はありましたが、あの時は個人能力だけで得点出来る選手もいたので、グダグダでもゴールすることはありましたし、ヤットのプレースキックから得点出来たのですが、今はどちらもないので結局試合が難しくなります。

    そして43分、横浜がCKからドンピシャヘッドで同点に追いつきます。ガンバはチャンスを決めなかった報いを受けたことになります。

    今年のガンバは毎試合2点取らないと勝てないサッカーをしている以上、2点目を取れる選手がいない限り苦しくなるのは必然です。石毛・福田がいないのが厳しい。

    前半は1-1で終了。まあなんというか前半は16位対18位の試合にふさわしい内容ですね。

    後半開始直後にダワンがビッグチャンスを迎えるもシュートはGKに防がれてしまいます。

    その後もアラーノや三浦のシュートもありましたが決められず。こういう時はカウンター一発で沈められるパターンなので非常に怖い。

    70分、チャンスを作っていた杉山に代えて山見を入れました。シュートを決めることで言えば適任でしょう。

    73分にはジェバリの渾身のシュートも防がれ。なかなか勝ち越し出来ないまま時間が過ぎていきます。

    79分、宇佐美のシュートは相手に当たってバー直撃。

    81分、宇佐美のシュートはバー直撃。何回当てんねん。

    87分、宇佐美のシュートはポスト直撃。何回当てんねん。

    92分、山見のシュートはポスト直撃。何回当てんねん。

    結局1-1で試合終了。ここまで枠に嫌われた試合は珍しい。珍しいけれど喜んでいられない。最下位相手に勝てないのは、今のガンバがそういうレベルだということです。

    勝ちを逃したとも言えますが、チャンスは作れても得点力に課題があることは明らかです。点取り屋の補強に早く動かないとシーズン通して苦しむことになるのは目に見えています。どうしましょうね。

  • スマートウォッチの形状とバッテリ持ちについて

    現在、スマートウォッチはFitbit Versa4を使用しています。中古で買ったVersa3が、急にバッテリ持ちが悪くなったと勘違いして、慌てて購入したのですが、基本的には満足しています。

    つい先日、急にこのVersa4もバッテリ持ちが悪くなった時があり、今度は慌てず再起動したら普通に元に戻りました。慌ててはいけないのですよ。

    さて、これまでスマートウォッチはいくつか使用してきましたが、スマートウォッチの外観・デザインとしては四角いスクエアタイプと丸いラウンドタイプ、それといわゆるスマートバンドといった感じの細長いバンドタイプに大別されます。

    時計という見方をすると、ラウンドタイプのものがオーソドックスに思えますが、そもそもなぜ従来の時計が丸いかというと、時計の針を回転させるための面積を最小限に確保しようと思うと、回転体の軸を中心に円を描く範囲が最小になります。

    スマートウォッチは時計としての時刻表示以外にも、多くの機能を備えています。アナログ表示もデジタル表示も全てコンピュータが描く画面ですので自由自在です。だからこそ、丸いラウンドタイプである必然性は無く、むしろ通知の文章表示を考えるとスクエアタイプの方が見やすくなります。

    こうなると、デザイン重視ならラウンドタイプ、情報表示領域重視ならスクエアタイプ、最小限の表示で良いならバンドタイプ、といった使い分けになってきます。

    実際にはスクエアタイプでもデザインに優れたものもありますし、ラウンドタイプでも表示が見やすいものもあるでしょうから一概には言えませんが、大まかにはこういう選別をすれば良いでしょう。

    私自身はApple Watchを買うまでの数年間は、もう腕時計は要らないやと思って付けていなかったくらいですから、基本的にはスマートウォッチの時計以外の機能重視のため、現在はスクエアタイプのFitbitを使用しています。

    ただ、電池持ちがやっぱりスマートウォッチの弱点ではありますね。今のVersa4では、全てをオンにしていると3日程度しか持ちません。お休みモードの状態で使い続ければ1週間以上使えますが、それはそれで通知が分からず、スマートウォッチである意味も無くなってしまいます。

    ソーラーパネルを備えたスマートウォッチはあるにはあるのですが、ラウンドタイプばかりですし、Suicaもあるのはガーミンだけですね。自動巻き機能っていうのはスマートウォッチには向かないのでしょうか?

    バッテリ持ちの解決策の一つは大型化による大容量バッテリ搭載です。まさにスマートフォンがその通りに進化していったのですが、スマートウォッチでもそうなるでしょうか? バッテリのことを考えると、大型化した先のデザインとしてはスクエアタイプしかないと思います。

    スマートウォッチはスマホとは違い、常に身に付けるものですので大型化・重量化はすぐに限界を迎えるでしょうから、それよりも太陽光や自動巻きなどの充電方法の多様化した機構を備えた方が合理的だと思うのですけれど。

  • 人類に残る最後の知的仕事

    驚異的に進化し続けるAIによって、多くの仕事が人間から奪われる、という未来は多くの人が肯定していて、多分そうなるんだろうなとは思いますが、すぐにそうなるかはまた別問題でしょう。

    https://hrsgmb.com/n/nb30647bea0e9

    以前noteに書きましたが、AIによるアウトプットに責任を持つのはAIやその提供組織ではありません。アウトプットを利用する人自身です。この点で法的あるいは経済的な社会変革が起きない限りは、AIが「職業としての専門家」の地位を奪うことはないでしょう。

    ただ、いずれは奪うことは確かでしょうし、そうなったときには人間がする仕事が知的産業以外のものになります。

    そもそも、これまでの専門家、専門職というのは歴史的に見て、時代が下るにつれて細分化してきました。古代ギリシャ時代の学者は文学も歴史も数学も天文学も扱っていました。どんどん研究が進むにつれて、学者・研究者は各分野に限られた専門を扱うようになっていきました。今ではどの学問分野でも学者・研究者の扱う分野は非常に狭い領域になっています。

    学問ほどではないにせよ、専門職は限定された専門分野に特化することで自らの地位を確立し、生き延びていくものです。社会が複雑化していることと同期しているのです。

    今後のAIもこの分野はこのAI、あの分野はあのAIという風に専門分野ごとに特化したAIが雨後の竹の子の如くに乱立していくと思います。

    むしろ、専門化・細分化の究極の形態がAIなのでしょう。そう考えると、人類に残される最後の知的仕事は綜合することなのかも知れません。

    もちろん、綜合に特化したAIだって出来るのでしょうけれど、情報を引っ張ってくる・入力することで得られるアウトプットと、綜合した結果のアウトプットはまた違う気がするんですよね。上手く言えないですが。

  • チョコレートもコーヒーも国際的資本主義の産物

    最近読んだ2つのニュースが結構気になります。

    https://jp.reuters.com/article/us-cocoa-poverty-idJPKBN2W409J

    https://rocketnews24.com/2023/04/13/1831218/

    前者はアフリカのカカオ豆栽培農家が貧困から脱出出来ない状況について、後者は同じくアフリカ(ケニア)のコーヒー農家が自分ではコーヒーを飲まないのは高価なため、という話でした。

    世界中で人気がある嗜好品である、アフリカでの商品作物の代表格、チョコレートとコーヒーが現地の農家を潤すほどのお金を得られないことは、今に始まったことではありません。

    しかし、最近ではリンク先にもあるように、適正な対価を渡して農家の収入を増やす仕組みがあり、またフェアトレードに賛同するメーカー、商社、小売業、店舗も増えてはいるのですが、現時点では劇的に状況を変えるほどではない現状があるということが、このニュースからでも明らかです。

    なぜ農家が苦しみ、国際的な大企業が多額の利益を得続けているかというと、単純に言えば資本主義の論理によるものです。購買力があり世界中の農家から選んで買える大企業と、売り先が限られて売るしか農家の間では、適正な価格で取引できる環境にありません。市場価格は需要と供給で決まりますが、世界的にチョコレートもコーヒーも需要が高まる以上のスピードで、アフリカにおける人口と農業従事者の増加による供給の過剰が進んでしまえば、原産地での価格が下がってしまいます。

    もっと適正価格での取引を進めるのであれば、あとは法的拘束力を持たせるしかありません。国際的な取り決めを行い、それを買い手側に遵守させるには、強制力が必要ですが、そこが難しいのです。

    原産国の政府が公正で、かつ流通もコントロール出来るほど安定していれば、難しくもない話でしょうが、発展途上国には政治的安定も欠けているケースが多く、極端な例を挙げれば、国際的大企業が正規ルートにしろ裏ルートにしろ、現地政府や軍・警察にリベートを渡す代わりに低廉な価格で農産物を得てしまえば、農家は適正取引を訴える術がありません。

    非常に残念なことですが、これを是正するためには商品取引のレベルの問題と言うよりも、政治的安定性や国際関係の話になってきます。そしてそれが改善されるまでは、現地農家は収入のため多くの作物を栽培し、それによってさらに価格が下がって安売りせざるを得ず、結局状況が変わらないままとなります。

    そして業を煮やした当該国の過激な政治家や軍部が、政変やクーデターを通じて強権独裁体制を確立して、かつてのジンバブエのように外国企業を徹底的に排除妨害して、さらに国が貧しくなっていく、というところまでは、容易に想像できてしまいます。

    資本主義の論理は非常に強力です。それを曲げて、他の論理を通すには、例えば日本における国民皆保険制度などは国家・政府が強固な憲法や法律で強制力を持って実施しているから、資本主義・自由主義的な論理よりも社会主義的福祉制度として実施出来ます。

    ルールを破る人や企業は法的強制力、極言すれば公正な暴力によって、潰されます。

    しかし国際関係になると、強制力を発揮する組織が存在しません。国際連合やその他組織は、あくまで国家間が緩く手をつないでいるだけの組織であって、国家に対して強制力をほぼ持ちません。

    だからこそ国際関係においては弱肉強食、資本主義・自由主義的な論理が最優先で成り立ちます。新型コロナウイルスのワクチンを先進国が買い占めたのはまさに象徴的な出来事でした。

    そしてここまで見たように、チョコレートもコーヒーも、国際的な弱肉強食を示す象徴的な食料であることは間違いありません。

  • エネルギー源の多様化が必要であって、ゼロにする必要はないのではないか

    ドイツが脱原発を完了したというニュースが先週ありましたが、

    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230416/k10014039901000.html

    日本で東日本大震災時に福島第一原発の事故を見た当時のメルケル首相が、それまで推進していた原発政策を急転回して脱原発に踏み切り、10年以上かかって実現しました。

    これと、日本の原発政策を見比べて批判する向きも少なくないのですが、ドイツはロシアからの天然ガス供給に不安があるために石炭火力発電を増やして二酸化炭素排出量を増やす仕組みを選び、かつ、緊急時にはフランスの原発から電力を融通してもらう約束も取り付けているので、同じことを日本がそのままやれというのも無理があります。

    もちろん、これまでの日本における原子力ムラの遵法意識・安全施策の欠如には呆れることも多いですが、今の日本で原発ゼロというのは経済・社会・生命の安全と安定に大きな危険をもたらします。

    自然エネルギー、再生可能エネルギーはまだまだ発展途上で、研究も実地利用も進めていくべきですがそれだけでは社会が維持出来ません。火力発電の原料も遠くから輸入せざるを得ない日本で、原発ゼロというのはあまりにリスクが高すぎます。

    エネルギー源にも多様性というか、何か一つが使えなくなったときでも他のエネルギー源でカバー出来るように準備しておくべきです。

    農業で言えば、換金しやすい・輸出しやすい・育てやすいといった理由でモノカルチャーという、単一の農作物に頼る国や地域がありますが、その農作物が凶作になったり、疫病が流行ったり、あるいは国際価格が暴落したりすると、途端に国家経済も農家の生活も破綻します。

    原子力発電も火力発電も環境破壊を理由にキャンセルしすぎてしまい、自然エネルギー「だけ」に頼ると、いざその自然エネルギーを得られないような
    状況になると、社会は一体どうなるでしょうか?

    自然は人間がコントロール出来ません。予測も非常に難しいものです。予測が出来たところで、数日、数週間あるいは数ヶ月で新規の火力発電所や原子力発電所を建てることなど出来ません。

    欧米のリベラルが自然エネルギーを過剰なほどに重要視している姿を見ていると、人間が万物を支配するという傲慢さも感じられます。

    今の人間にはまだ、自然エネルギーだけの「モノエネルギー」は早いと思います。

  • 大阪カジノ・IRの公共交通問題が残ったままだけど・・・

    統一地方選挙で大阪は維新の完勝に終わりましたが、そのタイミングを見計らっていたのかどうか知りませんが、大阪でのカジノ・IR計画が4月14日に国土交通大臣の認定を受けたことが発表されました。

    もし選挙で維新が負けてカジノ反対候補が知事や市長になっていたら、この計画は破棄・辞退されていたのでしょうかね?

    まあそれはともかく、これで本格的に計画が実行されることになりました。ぶっちゃけ、選挙の争点に野党はしようと思っていたけれど、大阪府民も大阪市民もそれ以外の問題が選挙の争点と考えていたと思います。

    もちろん、かつてのATC、WTCビルやユニバーサルスタジオジャパンのように大きな赤字を抱えてしまうのではないかという不安はあります。正直なところ、役人に商売は無理だと思いますが、経営するのが民間事業者ならなんとかなるかも知れません。

    現時点での一番の問題は、IRのこの地区へ向かう公共交通機関が貧弱なことです。

    同じ場所で先行して行われる大阪万博については、大阪メトロ中央線の延伸が間に合うかどうか。間に合わなければほとんどの客をバスで運ぶことになりますが、どう考えても大渋滞が起こります。

    万博後に同じ場所でIRを開くという点は、延伸した鉄道を活用することからも効率的です。無理矢理持ってきた感は否めませんが、論理は一貫しています。

    中央線は大阪の地下鉄路線の中でも比較的車両数が多い方ですので、それなりに輸送量はありますが、一つだけだとやはり不安です。出来れば、開業までにJRゆめ咲線延伸も出来ると、USJとIRが一体化して結構な効果を期待できます。

    関西国際空港からJR・南海経由で中央線に乗ってIRへ、というルートと、伊丹空港からモノレール・阪急を経由してJRゆめ咲線に乗ってIRというルート、新大阪駅からJR京都線・JRゆめ咲線に乗ってIRというルートと、複数のルートがあれば中央線に集中しすぎることも無くなります。

    まあ工期とお金の問題なので決めるのは国・自治体・JRです。出来るとしてもまだまだ先の話になってしまいます。

    シャトルバスを大連発するくらいなら、いっそのこと既存路線の延伸にこだわらずに、ガイドウェイバスを渋滞しそうな箇所だけ専用路線で作るとかあっても良いんじゃないとか思いましたが、計画されていないことからすると、誰かが既に考えてダメと判断したんでしょうかね。

  • 醤油差しペロペロテロなんかよりも本物のテロ対策を考えよう

    選挙の応援演説のために訪れた和歌山で岸田首相が爆弾テロによりあわや、という事件がありました。SPと聴衆の方の活躍と、爆弾の威力が無かったため首相にも聴衆にも犠牲者が無かったことはなによりでしたが、昨年の安倍元首相を襲った銃撃事件のことを思うと、連年でこのようなことが起きたことに衝撃を受けてしまいます。

    政治的主張を持たず、組織的な背景も持たないいわゆるローンオフェンダーを防ぐのは非常に難しいものです。テロ組織があればその内外での諜報活動でかなり予防は出来ますが、個人が誰にも打ち明けずに自分でネットで調べてホームセンターで材料を揃えれば、それなりの殺傷力を持った武器を作れてしまいます。日本ではまだ表面化していませんが、いずれは3Dプリンターによる精巧な銃による事件も起きてくるでしょう。

    去年にしろ今回にしろ、事件が起きると日本のSP、要人警護や警察組織の問題を指摘する人はいますが、しかしかつて日本が最もテロに苦しんだ、1960年代~70年代においては現役首相や元首相が銃や爆発物で命を狙われるテロはありませんでした。岸信介、三木武夫らが刃物や素手で暴力を振るわれたことがありましたが、爆発物については、極左テロ組織が無差別テロで使用したくらいです。

    昔は知識はネットで検索して数秒で得られる時代ではありません。爆弾の作り方自体が貴重な(但し褒められたものではない)知識でした。材料だって素性を知られずにチェーン店のホームセンターで買えず、個人経営のような金物店などで調達すると、公安らによって痕跡をたどりやすくなります。また、その後のオウム真理教でも組織的犯行によるテロでした。

    そういう観点から見ると、かつての昭和から平成にかけての極左やカルト教団へのテロ対策は通用せず、完全な単独犯への対応が必要になってくる訳で、この点は国際的な協力によって知見を得て、地道に対策を立てていくしかないのでしょうね。

    イスラム原理主義による個人テロにしろ、反移民思想による極右テロにしろ、政治的・社会的な思想の発露はたいていSNSに現れます。そういう過激な発言をするアカウントは閉鎖されるものですが、閉鎖だけではなくて警察への情報提供を求めるようになってくるかも知れません。さすがに、そこまで行くと警察国家批判は免れないでしょうけれど、それこそ欧米でそういう動きがあれば追随していくことはあるでしょう。

    とりあえず、回転寿司の醤油差しをペロペロするテロなんかは鼻くそみたいなものです。もちろん被害を受けたお店にしてみたら大問題ではあるのですが、被害者と加害者で和解や裁判をすれば良いことです。

    それよりも、本当に危険な人・危険な行動をどうやって防ぐか、ということはもうちょっと考えた方が良いでしょうね。

  • 2023年4月16日J2・J3リーグDAZN観戦の1日

    昨日のガンバの敗戦は取りあえず忘れておいて、今日はJ2リーグ、J3リーグを自宅で楽しみます。

    基本的にガンバ以外の試合を見るときは、元ガンバの選手が先発で出ているチームの試合を優先します。今日で言えばまず、13時からは河田がいる甲府対栃木の試合と、嫁坂がいる奈良対岩手、鹿児島対レンタル中の南野がいる宮崎の試合で迷いましたが、嫁坂と南野を優先します。

    嫁坂がいつの間にかフォワードでプレーしているのですね。

    宮崎の永田がいきなり幸先の良い先制後、10分には南野もシュート。しかしその後は鹿児島がホームの勢いもあってか攻め続けるものの、GKの攻守を中心にしのぎます。

    南野は前線で身体を張っていますが、J3なら全く当たり負けしませんね。高3で出ていた去年のJ1でもそれなりにフィジカル面ではやれていたので当然と言えば当然ですが。

    鹿児島対宮崎は0-1、奈良対岩手は0-0で前半終了。

    14時からは元ガンバの先発メンバーで言うと、
    妹尾がいる八戸対YS横浜
    タビナスがいる水戸対藤枝
    高江がいる町田対大分
    野田がいる山形対金沢
    秋田対泉澤のいる大宮
    と、よりどりみどりではあるのですが、ガンバ復帰の可能性がある期限付き移籍中の南野の試合と、首位争いの町田対大分の試合を見つつ、同じく期限付き移籍の唐山が出てくれば水戸の試合を見ることにしましょう。

    54分、鹿児島が波状攻撃からついに端戸が頭で合わせて同点。端戸は長くプレーしているイメージがあるのですが、まだ32歳なんですね。

    宮崎はロングボールとカウンター頼みになっているのが苦しく、まるで去年終盤のガンバを見ているようです。

    しかし宮崎は63分、CKから再び永田が決めて勝ち越し。鹿児島は良い感じで攻めている時間での痛恨の失点です。ここでかつての英雄、藤本憲明が鹿児島への復帰戦デビューです。

    一方、町田対大分は23分にCKから見事にデザインされた見事なパスワークから先制に成功。

    それと同じ時間に、宮崎の永田がハットトリックとなる3点目を豪快にニアサイドに決めます。

    しかし鹿児島も75分に薩川が決めて2-3と追いすがり、その後に南野が下がったので個人的には興味を失いましたが、最後まで見ていると猛攻を仕掛ける鹿児島が宮崎の中盤に生まれた一瞬の隙をついて武が値千金の同点ゴールを決め、そのまま3-3で試合終了。

    その間、町田が荒木、エリキと続けてゴールを奪い、前半で3-0とリードで終えました。

    15時からは町田対大分を見つつ、後半の水戸対藤枝の試合を見ようと思って切り替えると、前半16分で雷雨のために0-1で試合中断している状況が続いていました。ヤフー天気で雨雲レーダーを見ると確かに濃い雨雲に覆われています。山口対清水も同じく雷雨で中断していました。

    代わりに見る試合は、好調のヴェルディ相手に1点リードしている千葉の試合にしました。千葉はJ3降格圏の21位なのでここで勝てると大きいですね。

    後半からの千葉を見ていると、とても21位になるような酷いサッカーではありません。この試合から変わり始めたのかな?

    町田対大分は長沢が交代で入ってきましたが、75分、その長沢を越えたところにいる宇津元がヘディングシュートを決めて3-1。 長沢がいるとどうしても長沢の高さを意識せざるを得ませんから、上手い使い方でした。

    そして千葉対ヴェルディは1-0のまま試合終了。千葉はホーム初勝利だそうです。

    町田対大分は大分にも町田にもチャンスがありながら決まらず、3-1で試合終了。

    そして水戸対藤枝が16時5分から再開なのでこちらの試合と、16時開始の磐田対熊本を続けて観戦します。ヤットは控えですね。

    12分に熊本がショートカウンターから素晴らしいミドルシュートをたたき込んで先制。

    磐田がボールをキープしていますが、22分にゴール前混戦から山田のシュートは阻まれました。

    一方、藤枝が43分にCKから追加点。これで0-2となりました。

    水戸対藤枝は0-2、磐田対熊本は0-1と、どちらもアウェイチームがリードして前半終了。

    後半も攻める磐田でしたが、51分にペナルティエリア内で松原が倒されてPKゲット。それを金子が一度はGKに阻まれるものの落ち着いて押し込んで磐田が同点に追いつきました。

    一方67分に藤枝がFKから3点目をゲット。これでほぼ試合は決まったと思いきや、73分に水戸が1点返して再び2点差に。

    しかし今度は78分に藤枝がまた決めて1-4。そしてその後に、ようやく個人的に期待の唐山が出てきましたが、結局何も出来ずに試合終了。藤枝の大勝に終わりました。

    今節は大量得点のゲームが多く、清水は山口相手に0-6で勝ったのですね。選手層を考えればおかしくないのですけれど、監督が代わるとこうも違うのかと思います。

    さて、磐田対熊本は磐田がひたすら攻め続けていますがゴールは決まらず。1-1で終わりました。

    今日のJリーグはこれで終了。町田の首位復帰もありましたが、清水が明確に復活し始めましたね。